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バイク盗難は多いのが現状

現状ではバイク盗難は多いのが事実であり、特に大型バイクでその傾向が強い。
とはいえ、年々その事件数は減ってきている。
たとえば2020年の統計では、全体で9.018件のバイク盗難が報告されているが、これは前年との比較で2,237件減っている。
これはバイク自体の流通が一時期落ち込んだということも関係しており、近年バイクを購入する人が増えていることから、盗難リスクも高まっていると言えるだろう。

また、上記の盗難件数は原付バイクの盗難も含まれている。
バイク全体の中では原付の割合が減少していることを考えると、相対的に大型バイクの盗難の割合は逆に高まっている可能性がある。
それだけに、危険があるという意識を忘れることなく、しっかりと盗難対策をすることは欠かせないと言えるだろう。

見えないところにバイクを停める

盗難対策として最も重要なのが、人目に付かないところに停車、保管するということである。
バイクの窃盗犯は行き当たりばったりで犯行に及ぶというよりも、事前に下見をして目星を付けてから来ることが多い。
そのため、自宅の中やガレージの中など、外から見られないところに置くことで、存在そのものを隠し狙われるリスクを減らせるのである。

もちろん、それでもバイクに乗って出かけた後などに自宅に保管していることを見られるケースはある。
しかし、室内に置くことで侵入して盗んでいくのは難しいという印象を与えられるので、大きな抑止効果を生むのである。

盗みづらい環境を作る

どうしても室内にバイクを保管できないということもあるが、その場合は盗むのが大変だと思わせることが重要である。
たとえばバイクの上からカバーをかけるだけでなく、ロープで何重にも巻いておくなどして手間がかかる保管方法を採る。
ロックをいくつもかけるというのも、欠かせない防犯対策と言えるだろう。
盗もうとしても手間がかかり過ぎると思わせることで、犯罪を抑止することができるのである。

また、できるだけ行動パターンを同じにしないということも重要である。
いつも同じ時間にバイクで帰宅して、夜間はずっと家から出てこない、土日は決まってバイクを残して外出するといったパターンを取っていると、窃盗団から行動を読まれてしまう。
そこで、いつもとは違う時間帯にバイクを使ったり、頻繁にバイク置き場をチェックしに行ったりすることで行動を予測させないことが可能となる。
監視カメラなどを取り付けてチェックするだけでなく、人が実際に見ているということを印象付けるだけでもかなりの抑止効果が生まれるわけだ。
こうした対策を何重にも取ることによって、よりバイクを安全に守ることができるだろう。